羊・狼/タテタカコ [邦楽]
このDVD付きCD発売のおかげで、少しだけ取り返したと思わないと…。
このライブCDが収録された、
6月15日の品川教会のチケットを買っていました…。
でも、体を壊して行けませんでした…。
タテタカコを知ったのは、映画の挿入歌にもなった「宝石」でした。
「宝石」収録のアルバム「そら」を初めて聴いた時は、
自身のピアノ演奏と歌、そして、文学的な詞の世界に圧倒されました…。
タテタカコの音楽と向き合うには、結構勇気が必要です。
時には、現在の心の影の部分に届き過ぎるし、
時には、過去に置いてきた心の痛みが甦ります…。
でも、それを受け止める覚悟で、創り出す世界に入っていくと、
自分を後押しする力になっている事にも気づきます。
素直に伝えたい …
言えないまま後悔している …
無理にでも自分を奮い立たせる …
決して人には言えない … 自分の中にある言葉や気持ち達。
これらを詞、曲にし、ピアノ演奏とともに唄う、タテタカコの音楽は、
自身の身を削っても、人の心に届け! という姿勢に見えて、
音楽で表現する事は、この人にとって「もろ刃の剣」では…?
とも思えてしまいます。
でも、そこから生み出す緊張感が、凄く心を打ちます。
ライブCD「羊 狼」には、
誰もが知ってる「シャボン玉」が収録されていました。
良い歌だったんだ…と、この年齢になり、気づきました。
タテタカコが歌う2番の歌詞が、爽やかにも、重くも、感じました。
♪ シャボン玉消えた 飛ばずに消えた
生まれてすぐに 壊れて消えた
風 風 吹くな シャボン玉飛ばそう …
単純に活動拠点の長野の風景にも、人の人生の喩えにも聴こえました。
コンサートにいけなかったそうで、残念でしたね。
先ほど「羊・狼」をHMV(web)で視聴してまいりました。
タテタカコさんのことはまったく知りませんでした。
割と性別を感じさせない方向の歌いっぷりと見受けました。
ドカンとブレイクせず息長く活動されていく感じ・・・
こういった上品(?)な音楽に理解のあるたつまるさんはステキ!
僕はたぶんハデ好きなので・・・
失礼しました。
by 2nd3rd (2007-10-12 02:11)
2nd3rdさん、nice!とコメントありがとうございます!!
視聴までして頂き、コメントして頂けるとは…。
ありがたすぎて、なんか、申し訳無いです。
「性別を感じさせない」は、容姿も含めて、かなり正解です!
映像見ると良く分かるのですが、
実は、歌う姿は鬼気迫るものがあり、
結構パワフルだったりします。
僕は、活字好きな事もあって、詞を結構掘り下げて考えたりするので、
自分の人生と重ねて考えやすい、ストレートなタテタカコの詞には、
凄く魅かれます。
自分の中では最高峰と考える、
吉田美奈子の、
現実の風景を幻想的に変えてしまう、巧みで流麗な詞とは、
また違った魅力ですね。
by たつまる (2007-10-13 00:33)